近畿大学卒業後、新卒でありながら年商500億円企業のグループ会社の社長に就任。「唯一無二のリーディングカンパニー」を実現するという強い想いのもと、就任から半年後に自社株式を100%買い戻し、独立を果たす。2021年5月から本気で地方創生をしたいという強い想いの下、「メディア事業部」を新設し、2021年7月に地方創生メディア「Made In Local」をリリース。立ち上げ半年で10エリアでの公開が決定。2022年に「デベロッパー事業部」を新設し、ラーメンステーションという「2ヶ月に1度、名店が入れ替わる」日本初のラーメン店経営のビジネスモデルを立ち上げ、2023年1月に新大阪店のオープンを皮切りに、1年間で8店舗出店・LINE友だち数は累計20,000人を突破するコンテンツを作り上げた。
「この大学から、その企業には行けないから諦めなさい。」小学生の頃から憧れだった企業を、1人の大人に否定されたことがすべての始まりでした。高校生の頃は甲子園常連の野球部に入部し、プロ野球選手を志した時期もありましたが、大きな怪我をしてしまったこともあり断念しました。しかし、もう1つの夢であった憧れの企業に入社するという目標を持ち、新たな人生を切り開こうとしました。そして、大学に入学した次の日にキャリアセンターへ足を運び、心無い一言により夢を閉ざされかけました。
でも絶対に方法はあるはずだと思い、アナウンススクールで話し方を学び、野球サークルを1から立ち上げるなど、他人とは違う様々な経験を経て、最終的に夢だった企業から内定を獲得することができました。努力が実り本当に嬉しかったですが、久しぶりにキャリアセンターを訪れると、就活相談している学生が「この大学から、その企業には行けないから。」と言われていて、3年前の自分を思い出させる同じ光景を目の当たりにしました。たしかに、この大学から内定実績はない。でも、これから先も本当にそうだろうか?今の世の中は、人の可能性を狭めていないか?そのような、心の底から納得していない企業で働き、人生を生きていくことは本当に1回きりの人生で幸せといえるのだろうか?そう考えるようになってから、自分の夢は憧れの企業に入社することから、夢を諦めない世界を創っていきたいと思うようになりました。そして、就活時代の経験を基に、大学4年の時に就活支援サービスを立ち上げました。
独立・新型コロナウイルスの影響など、あらゆる困難を乗り越えて、やっとの想いでIOBI創立2周年を迎えた際に、起業した際の原点を振り返りました。学生時代は、就活支援サービスを行う傍らで、後継者に困っていそうな企業に対し、「自分を御社の後継者候補として採用して欲しい」と毎日電話をかけていた時期がありました。1から会社を作るよりも、既に強固な顧客基盤を持つ会社の社長になれる方法を探し行動しました。その時、黒字なのに後継者がおらず廃業してしまう企業や、地方の歴史ある企業が年々なくなってしまうという現状を目の当たりにしました。起業する前はずっと地方企業の後継者問題について、いつか自分が取り組めないだろうかと考えていたことを思い返し、今こそ地方創生のためのメディアを立ち上げようと考え、「Made In Local」をリリースすることになりました。 「Made In Local」では地方創生・SDGsをテーマとし、地域の企業・飲食店・人などを数多く取り上げることで、地域の面白いことを発信するメディアです。全国に知られていなくても、地元に愛される技術力の高い伝統的な企業や、SDGsに力を入れている企業も沢山掲載させていただいております。結果として、「地方創生メディア」というビックワードでSEO1位を獲得し、地方企業のブランディングに貢献することができ、これからますます地方企業が注目される時代が来る仕掛けづくりを行っています。その一環として、堺市をはじめとする行政との連携や、サンテレビ放送の「SDGsの羅針盤」という自社制作番組にて企業のSDGsの取り組みを30分間余すことなく伝えるなど、地域の宝に光を照らしていけるような企業であり続けたいと思います。
メディア事業を中心として、地方創生・SDGsを進める中で、自社でも地方創生への取り組みを行っていきたいと考え、日本の国民食として老若男女に親しまれているラーメンに注目しました。私は日本には数多の世界で戦えるコンテンツがあり、日本人が日本を好きでいられる要素が沢山あると考えています。その1つがラーメンです。 IOBIは常に、地域格差・機会格差との戦いを克服するために事業展開を行っており、このラーメンにおいても「全国の名店が気軽に食べられる」ことをコンセプトとしたラーメンステーションを運営することとしました。それにより、地域の方は遠くまで行かなくてもラーメンステーションにいくだけで全国の名店を味わうことができます。さらに、至極の一杯を作ることができるラーメン店においても人気店というだけでお店を維持することが難しいため、「メディア・ブランディング領域」に強みを持つ弊社とタッグを組むことで、ラーメン屋が「ラーメンを作る」という本来力を入れるべき分野で頑張ることが可能なビジネスモデルです。誰しもが作れない一杯を生み出せる生産者もラーメンを愛する消費者も、皆を救うことによって地方創生を成し、やがて世界で日本のコンテンツが席捲するような時代を目指しています。
IOBIは人材から始まった企業で、創業時の想いは「誰しもが自分のキャリアに自信を持てる社会の創造」でしたが、現在では、多方面でお客様に貢献できる企業となったため、2021年に弊社のビジョンを「誰しもが人生の可能性を広げられる社会の創造」とバージョンアップいたしました。「地方創生×メディア」を基盤とし、今後も更に面白いコンテンツ・サービスを世の中へリリースできる企業であり続けるために、想像を超えた感動を提供し続けます。そして「唯一無二のリーディングカンパニー」として、ステークホルダーの皆様に恩返しをさせていただきます。